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「やがて大人になる子どもたち」

NPO法人東京都自閉症協会理事の中村文子先生による
「考えよう!ちょっと先の生活
~卒後の進路を見据えた今だから出来る子どもとの関わり~」の講演を聴いてきました。
 
中村先生は、自閉症のお子さんお二人を育てた経験から、18才以降に起こる様々なお話しをして下さいました。
 
将来、就労するにあたり、今、勉強ばかりに時間を割くより、生活体験が大事で、生活の場面においてリアルタイムで学んで行くことで、困った時にSOSを出せたり、勤労感が育つとおっしゃっていました。
「就労感」とは、働く意欲や意識のことで、知的レべルや手帳の度数は関係ないそうです。
 
また、障害者基礎年金などを申請する際に、過去の診断書や、病歴状況、受診状況証明書等が必要となるので、保管をしておくようにとのアドバイスもありました。行かなくなってしまった病院の診察券なども処分せず保管しておくことをお勧めします。
 
地域と繋がっておくことも大切で、福祉事務所地区担当のケースワーカーは誰なのか、各市区町村が発行する福祉のしおりも手元に置いておきましょう。
 
低学年ではまだイメージできないかもしれませんが、必ず大人になって行く大切なお子さん達を、これからもブレずに支援して行く環境を整えてまいります。
 
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